筆者は、PCX Hybrid(JF84)に乗っているのですが、
乗り出して2年ほどで、走行モード切り替えスイッチの反応が悪くなりだし、
3年目でウィンカーが点灯しなくなりました。
(どちらも左スイッチボックス)
左スイッチボックスの接触不良が、PCXの持病かと思われます。
そこで、今回は、接触不良によるウィンカー不調の直し方・対策をご紹介していきます。
PCX125(JF81)・PCX150(KF30)でも同様の手順になるかと思います。
今回の症状
諸事情で、3ヶ月ほど乗らなかったのですが、久しぶりに乗ってみると、ウィンカーが出ない。ということでした。
・ウィンカーが点灯しない
・10回に1回くらいは一瞬発光する
・ハザードは正常に点灯する
ハザードは正常だし、ウィンカースイッチをガチャガチャやっていると、10回に1回くらいは発行することがあるので、接触不良と判断。
ひとまず、左スイッチボックスを開けて、接点復活剤を流してみることにしました。
左スイッチボックスの分解(かんたん!)
ウィンカースイッチの隙間から、接点復活剤を流し込んでも対応できたかもしれませんが、筆者の場合、走行モード切り替えスイッチも反応が悪かったので、一度分解していきます。
ネジ4本で外れますので、作業自体は非常にかんたんで5分~10分ほどで終了します!
ミラーステーの向きをずらす
スイッチボックスを固定しているのはネジ2本ですが、車体前方側のネジを外すのに、ミラーステーの向きを変えないとアクセスできない為、ミラーステーの固定ネジ2本も緩める必要があります。
まず、ミラーステーを動かせる程度に、ミラーステーの固定ネジ2本を緩めておいてください。
取り外す必要はありませんが、取り外してもどちらでもOKです。
筆者の場合、メットホルダーをつけてしまっているので分かりづらいですが、下記画像の矢印あたりのネジになります。
ミラーステーがずらせるようになりましたら、スイッチボックスを固定しているネジにアクセスできるようになりますので、スイッチボックスのネジを外して分解していきます。
スイッチボックスの分解
ブレーキレバーを少し下に倒す感じにすると、ドライバーが入ります。
下記画像のネジを1本外して下さい。
続いて2本目、下記画像の位置のネジを外して下さい。
接点復活剤
上記のネジを2本外すと、パカッと開けるようになりますので、接点復活剤を噴射していきます。
接点復活剤を使うべきなのですが、筆者は接点復活剤がなかったことに加え、その日中に対処が必要だったので、パーツクリーナーで代用しました。
ただし、樹脂製部品があること、噴射時にボディ塗装面・ステップラバーに垂れる可能性が高いこと、などがある為、オススメできません。
最後に、パーツクリーナー・接点復活剤の攻撃性について、まとめておきます。
接点復活剤・パーツクリーナーの攻撃性
まず、「スイッチボックスの接点改善」目的での利用という大前提でお話させて頂きます。
通常のパーツクリーナーは樹脂・ゴム・塗装面等に対して攻撃性があります。
その為、基本的には接点復活剤の利用がオススメです。
また、有名な接点復活剤に呉工業の2製品がありますが、下記も攻撃性が異なりますので、ご注意ください。
これらはどちらも接点復活剤として販売されていますが、自動車・バイクなどの用途においては「コンタクトスプレー」一択です。
理由としては、2-26は溶剤が多く含まれる為、樹脂部への付着を考えると、コンタクトスプレーを選択すべきです。
また、パーツクリーナーでも、樹脂・ゴムへの攻撃性の弱いものもありますので、そちらをお持ちの場合、そちらで代用するのも一手かと思います。
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